• "臨港道路"(/)
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  1. 愛知県議会 2020-10-30
    令和2年建設委員会 本文 開催日: 2020-10-30


    取得元: 愛知県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-18
    愛知県議会 会議録の閲覧と検索 検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 令和2年建設委員会 本文 2020-10-30 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 51 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  【高井参考人選択 2 :  【小野田参考人選択 3 :  【道路維持課長選択 4 :  【道路建設課長選択 5 :  【河川課長選択 6 :  【砂防課長選択 7 :  【朝日将委員選択 8 :  【砂防課長選択 9 :  【朝日将委員選択 10 :  【砂防課長選択 11 :  【朝日将委員選択 12 :  【砂防課長選択 13 :  【朝日将委員選択 14 :  【福井参考人選択 15 :  【山田参考人選択 16 :  【澤田参考人選択 17 :  【眞野参考人選択 18 :  【久保田参考人選択 19 :  【鈴木参考人選択 20 :  【鯖瀬参考人選択 21 :  【道路建設課長選択 22 :  【河川課長選択 23 :  【都市整備課長】 選択 24 :  【中野治美委員選択 25 :  【道路建設課長選択 26 :  【中野治美委員選択 27 :  【道路建設課長選択 28 :  【中野治美委員選択 29 :  【道路建設課長選択 30 :  【中野治美委員選択 31 :  【道路建設課長選択 32 :  【中野治美委員選択 33 :  【榊原参考人】 選択 34 :  【伊藤参考人】 選択 35 :  【花田参考人】 選択 36 :  【岡村参考人】 選択 37 :  【宮島参考人】 選択 38 :  【竹内参考人】 選択 39 :  【神谷参考人】 選択 40 :  【石黒参考人】 選択 41 :  【八谷参考人】 選択 42 :  【籾山参考人】 選択 43 :  【道路建設課長選択 44 :  【河川課長選択 45 :  【港湾課長】 選択 46 :  【航空空港課長】 選択 47 :  【都市整備課長】 選択 48 :  【朝日将委員選択 49 :  【航空空港課長】 選択 50 :  【朝日将委員選択 51 :  【森下利久委員】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: <豊田加茂建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【高井参考人】  豊田市の副市長、高井でございます。  本日は愛知県議会建設委員会の皆様をはじめとして、愛知県議会議員の皆様にこのように豊田市の要望を提案させていただく機会をいただき、誠にありがとうございます。  では、提案書を御覧ください。豊田市から2件、要望させていただきます。  1ページ目を御覧ください。まず、1項目でございます。  安全・安心を確保し、生産性向上などの生活の質の向上や豊かで暮らしやすい地域づくりを実現する道路ネットワークの整備について提案させていただきます。  豊田市を含む西三河地域はモノづくり産業の中枢としての顔を持つ一方、超高齢社会の進展や南海トラフ等の大規模地震の切迫、公共施設の老朽化などの課題を抱えております。また、自動車産業を中心に世界をリードするモノづくり中枢都市である本市にとって、世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染症が市民生活と地域経済に与えた影響は多大でございます。  今後は、落ち込んだ経済社会活動を回復させるとともに、事業を継続させる体制や中長期的に持続可能な成長軌道を確実なものとする強靱な経済構造の構築が必要となってまいります。これらにとって道路は経済の好循環を取り戻し、安心と成長の未来を実現する重要な社会基盤であります。  引き続き、生産性向上に資する重要物流などの道路ネットワークの構築や既存ストックを有効活用する防災、減災、インフラ老朽化対策をはじめとする国土強靱化等を着実に進める必要があり、これら状況を踏まえ、以下の二つを提案させていただきます。  一つ目は、道路ネットワークの機能強化に向けました国道301号の松平バイパス、都市計画道路豊田刈谷線である一般県道宮上知立バイパスの早期整備でございます。こちらは先ほど豊田加茂建設事務所長から御紹介があったものでございます。  二つ目は、高規格幹線道路のアクセス強化に向けました国道419号の四方拡幅の早期4車線整備でございます。  提案の2項目でございます。2ページを御覧ください。災害対策の促進についてでございます。  近年、各地で自然災害が頻発、激甚化する中、本市においても河川氾濫や土砂災害など市民生活への甚大な被害が想定されます。安全・安心な暮らしを確保するため、さらなる治水対策や土砂災害対策が急務となっております。  まず、治水対策でございますが、矢作川流域においては国事業である矢作ダム再生事業の放流能力の増強に合わせ、一級河川矢作川の河川整備が必要となっております。また、境川流域においては、流域治水として流域水害対策計画に基づく総合的な浸水被害対策のさらなる促進が必要となります。  一方、土砂災害でございますが、本市は土砂災害危険箇所が多く、愛知県内の約3割を占めております。非常に対策の必要性が高い地域となっております。現在愛知県において急傾斜地崩壊対策事業等のハード対策は進めていただいておりますが、昨年度末現在で整備率は約20パーセントと低く、さらなる整備促進が必要となっております。また、ソフト対策として土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等の指定のための基礎調査の継続的な実施も求められております。  これらの状況を踏まえて、以下の二つを提案させていただきます。  一つ目は、治水対策の促進といたしまして、一級河川矢作川、二級河川逢妻女川、男川の河川整備の促進でございます。  二つ目は、土砂災害対策の促進として、事業促進に向けた予算の増額、避難所要配慮者施設等を重点としたハード対策の積極的な促進、継続的な基礎調査の実施と速やかな土砂災害警戒区域等の指定及び市民への周知でございます。
     以上、2項目について提案させていただきます。 2: 【小野田参考人】  改めまして、こんにちは。みよし市長の小野田賢治でございます。  本日はこういった機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。  日頃、本市の行政運営に当たりまして格別なる御理解と御協力を賜り、この場をお借りして厚く感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。  みよし市からは県道4路線の早期整備と急傾斜地崩壊対策事業のさらなる推進の2点について、提案させていただきます。  添付の図面をまず、御覧いただきたいと思います。県道4路線の早期整備の箇所は赤色で着色してございます。また、急傾斜地崩壊対策事業のさらなる推進の箇所は東名三好インターチェンジの上部に丸印で表記してございます。  まず、図面左側上部の県道米野木莇生線から順に説明をさせていただきます。  県道米野木莇生線は、本市北部を南北に縦断し、日進市へと続く重要な幹線道路となっており、交通量も多く、朝夕は慢性的に渋滞が発生しております。市北部においては、東名三好インターチェンジの開通、土地区画整理事業などを行い、さらにインターチェンジ北側の愛知大学跡地におきましては、住宅開発が行われております。日進市内では東郷パーキングエリアでのスマートインターチェンジ及び周辺県道の整備計画があるとお聞きしており、今後においてもさらなる交通量の増加が予想されます。  このような状況の中で、みよし市内の一部の区間には歩道がなく、朝夕は大変危険な状態となっております。また、この未整備区間に接続している信号のない市道交差点におきましては、交差点形状の不具合から視認性が確保しにくく、右折待ちの車に起因する交通渋滞が発生していて、地域からも早期の歩道整備及び交差点改良の強い要望がございます。  つきましては、早期に事業着手いただきますようお願い申し上げます。  次に、図面右側の都市計画道路三好ヶ丘駒場線は、本市の北部の市道三好ヶ丘駒場線と南部の県道鴛鴨三好線を結ぶ重要な幹線道路であります。  この道路にはトヨタ自動車三好工場が東側に隣接しておりまして、交通量が非常に多い道路となっております。通勤時間帯には慢性的な交通渋滞や集落内への通過交通が大変多いことから、危険性が増し、地域はこれらの解消を強く望んでおります。  つきましては、未整備区間であります県道バイパスの早期事業着手をお願い申し上げます。  次に、図面中央部の県道和合豊田線でございます。  一般国道153号と同様にみよし市を東西に横断し、豊田市駅と赤池駅とを結ぶ路線バスが通行している重要な幹線道路でございます。着実に進んでおりますところにつきましては、大変感謝しているところでございます。現在では愛知県三好高校から東側の一部の区間が未整備区間となっており、三好高校生やみよし市立南中学校の生徒がこの道路を利用して通学しておりますけれども、朝夕の通学時間帯は交通量も多く、歩道も狭いため非常に危険な状態で通学をしております。  つきましては、なお一層の事業推進を図り、歩道設置が早期に完了するようお願い申し上げます。  次に、図面下部の主要地方道名古屋岡崎線でございます。  名古屋市と岡崎市を結ぶ重要な幹線道路となっており、交通量も非常に多く、大型車の通行が多い道路になっております。朝夕は多くの歩行者や高校生などの自転車通学利用者が非常に不安な思いでここを通行している状況でございます。一部の区間では歩道の整備はされておりますけれども、さらなる事業推進を図っていただき、残された本区間の歩道整備が早期に完了するようお願い申し上げます。  次に、二つ目の提案項目の急傾斜地崩壊対策事業のさらなる推進でございます。  全国的には線状降水帯の発生による集中豪雨や酷暑などの大気が不安定となる日が多く発生しており、近年の異常気象による深刻な被害を不安に感じている市民が多くおみえになります。本市の明知町砲録地区は、平成21年度から26年度までこの事業を実施していただき、整備が終了し、27年度からは福谷町市場地区において事業を実施していただいているところでございます。  つきましては、福谷町市場地区のなお一層の事業推進を図っていただき、早期に完了するよう強くお願い申し上げるものでございます。  よろしくお願いします。 3: (理事者の主な発言) 【道路維持課長】  みよし市から提案された一般県道和合豊田線の交差点改良事業及び自転車歩行者道設置事業については、通学路の安全対策として、約640メートルにわたる自転車歩行者道設置工事を進めている。これまでに打越三本松交差点から御岳橋までの東側220メートル区間の調査、設計を進め、昨年度より用地取得に着手した。本年度は引き続き用地取得に取り組むとともに、用地が取得できた御岳橋周辺の約100メートル区間の工事を実施する。  また、打越三本松交差点から県立三好高等学校までの西側については、用地取得について理解してもらえるよう今後もみよし市の協力を得ながら交渉を進めていきたい。  主要地方道名古屋岡崎線の明知地区における自転車歩行者道設置事業については、これまでに明知八幡山交差点前後及び明知平成南交差点前後の整備を完了した。現在は二つの交差点に挟まれた未整備区間、約230メートルの整備を進めており、昨年度には用地1件を残すのみとなった。本年度は、引き続き用地の取得に努めるとともに、用地取得できた約80メートル区間の工事を実施する。  なお、みよし市には、用地取得の交渉について、今後も協力をお願いする。 4: 【道路建設課長】  豊田市から提案された国道301号松平バイパスは、豊田・岡崎地区研究開発施設へのアクセスの改善を図るため、東海環状自動車道豊田松平インターから東側の延長約3.1キロメートル区間において、現道拡幅やバイパスの整備に取り組んでいる。現在、昨年完成したトンネル前後の道路築造工事や、現道に取りつく高架橋の上部工事などを進めている。これらの工事は終盤を迎え、本年度中の開通を目指し、引き続き工事の進捗を図っていく。  続いて、都市計画道路豊田刈谷線は、現在豊田市内の約1.1キロメートル区間と刈谷市内の約1.1キロメートル区間を合わせた約2.2キロメートル区間の整備を進めている。豊田市内の区間は昨年度に用地取得を完了し、本年度は引き続き道路築造工事を進め、刈谷市内区間も含めた全体2.2キロメートル区間は、刈谷スマートインターチェンジへのアクセス向上のため、スマートインターチェンジの完成と同時期を目指し取り組んでいく。  また、現在事業中区間の主要地方道名古屋岡崎線との交差部より北側約180メートル地点から北側の一般県道岡崎豊明線までの約1.1キロメートル区間は、名古屋岡崎線との交差形状について橋梁予備設計を進めるなど、公安委員会と道路計画の協議を進めていく。設計に当たっては、交差する市道の取付け計画について地元との調整など豊田市に協力をお願いする。  国道419号四郷拡幅については、施工中の豊田四郷駅周辺土地区画整理事業と連携し、約1.4キロメートルの区間において4車線化の拡幅整備を行っている。用地取得率は9割を超え、道路築造工事にも着手している。今後は、工区南橋で交差する国道153号豊田北バイパスの計画などとも調整を図りながら、早期供用に向けて工事進捗に努める。  また、工区北側の主要地方道名古屋豊田線と交差する与茂田交差点は、本年度内の地元説明会の開催、用地測量の着手に向けて関係機関との協議を進める。  みよし市から提案された一般県道米野木莇生線の日進市境から東名高速道路までの約300メートル区間は、歩道のない道路である。現在みよし市において改良計画のある市道打越黒笹1号線との交差部における右折帯の設置や新たに歩道を設置する計画について、検討を進めている。引き続き、みよし市の市道の改良計画との調整を図るとともに、公安委員会など関係機関との協議を進め、道路計画を固めていく。  都市計画道路三好ケ丘駒場線の未整備区間の約1.9キロメートル区間については、一般県道和合豊田線との交差部、打越池下交差点から南側約1,250メートルは都市計画幅ではないが、みよし市の市道として供用されている。  また、北側の約650メートルは、一般県道鴛鴨みよし線のバイパスとして1991年に事業着手したが、地権者の理解が得られず事業が休止となった。提案された区間の整備に向けて、まずは地元住民の合意が不可欠と考えている。 5: 【河川課長】  豊田市から提案された矢作川、逢妻女川、逢妻男川の河川整備の促進について、矢作川は、国の矢作ダム再生事業としてダムの放流量を増強するための調査、検討が進められているが、事業効果を発揮するためにはダム下流の県管理区間の流下能力の向上が不可欠である。そのため、当該区間の河川整備に必要となる矢作川上流圏域河川整備計画を作成して本年8月に公表した。  本年度はこの計画に基づき、矢作ダム再生事業との連携事業として枝下大橋前後をはじめとする流下能力が特に劣る区間を優先して河道掘削を着手していく。  逢妻女川は、主要地方道名古屋岡崎線の大西橋から平松橋までの約1.7キロメートルを当面の整備区間に位置づけて、整備を進めている。本年度は昨年度に引き続き、伊勢堤橋の改築を促進し来年度の完成を目標に整備を進める。  逢妻男川は、山崎橋から竜神橋までの約1.4キロメートルを当面の整備区間に位置づけている。本年度は昨年度に引き続き、山崎橋から交角橋までの護岸整備を実施するとともに、交角橋の改築に必要となる通行止めに伴うう回路などについて、地元調整を行っていきたいと考えているので、豊田市に協力をお願いする。  また、豊田土橋土地区画整理事業地内では、区画整理事業に合わせた河川改修を進めており、本年度も護岸整備を進めていく。 6: 【砂防課長】  豊田市から提案された災害対策の推進について、本年度豊田市内では、国の補助事業として約50か所で事業を実施している。ハード対策の事業費は、今後も引き続き予算確保に努めていく。事業箇所については、要配慮者利用施設、避難所などを保全する箇所を重点的に取り組んでいる。例えば、砂防事業では、大蔵こども園を保全する白山川第2支川、急傾斜地崩壊対策事業では上鷹見小学校を保全する宮下区域などをはじめ、重点箇所は市内の事業箇所約50か所のうち約7割を占めている。  一方、ソフト対策では基礎調査済みの箇所について、年内に指定を終える予定であり、今後は非指定箇所に状況の変化が生じていないか順次確認を行うとともに、精度の高い地形図等を用いて新たな指定箇所の確認調査を進めていく。また、土砂災害警戒区域等の周知を行うため、新たな取組として避難所などでの表示板の設置を進めていくので、設置箇所の選定や調整など協力を豊田市にお願いする。土砂災害の危険が高まった際に住民が迅速で確実な避難を行えるよう土砂災害ハザードマップの更新や周知、さらには避難訓練の実施などソフト対策への一層の取組もお願いする。  みよし市から提案された急傾斜地崩壊対策事業のさらなる推進について、指定している急傾斜地の崩壊に関する土砂災害警戒区域22区域のうち整備対象は10区域であり、順次事業を実施していく。  このうち、明知町の砲録山区域では既に事業を完了しており、現在は、福谷町の市場区域で事業を実施している。市場区域は三つの土砂災害警戒区域からなり、本年度内に工事に着手する予定である。残る区域も、みよし市と相談しながら着実に進めていくので、引き続き、急傾斜地崩壊対策事業に対し協力をお願いする。 7: (主な質疑) 【朝日将委員】  豊田市及びみよし市から提案された急傾斜地崩壊対策事業のハード対策については、昨年度の整備率が約20パーセントとのことだが、本県全体の整備率はどのくらいか。 8: 【砂防課長】  本県全体の整備率は21パーセントである。 9: 【朝日将委員】  事業はいつ頃から始まっているのか。 10: 【砂防課長】  始期ははっきりしないが、昭和44年に急傾斜地法が施行され、それ以降、順次事業を開始しての整備率である。 11: 【朝日将委員】  昭和44年から始まって21パーセントということは、スピードとしてはかなり緩やかな印象だが、完了はいつか。 12: 【砂防課長】  急傾斜地の現時点での整備対象は2,425か所あり、そのうち約20パーセントの約500か所で整備が完了しているが、全ての箇所で完了するのは、100年はかかる。 13: 【朝日将委員】  限られた予算の中で、順次予算を確保しながら進めてほしい。 14: <一宮建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【福井参考人】  改めまして、一宮市副市長の福井でございます。  日頃は県内建設行政に格別の御理解、御尽力を賜り厚く御礼申し上げます。  本題に入ります前に、先ほども御説明がありました一宮稲沢北インターチェンジや仮称新濃尾大橋の整備のほか、多くの事業を着実に進めていただいていること、また、本年度に入り日光川2号放水路の新規事業採択や名岐道路の事業化に向けた都市計画環境アセスメントの手続の着手等、並々ならぬ御厚情を賜っており、この場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。  それでは、本日の提案事項に入らせていただきます。  本日は都市計画道路北尾張中央道の事業促進、また、名鉄尾西線苅安賀駅付近鉄道高架事業の事業促進、この2点につきまして御提案させていただくものでございます。  まずは、提案書、箇所図Aを御覧いただきたいと思います。このAの1)にあります北尾張中央道でございます。  この路線は一宮市内中心部を通過する国道155号のバイパス道路で、広域的交通機能を担う都市計画道路でございます。提案箇所の一宮市西部において並行する西尾張中央道が慢性的な大渋滞を引き起こしており、地区内に入り込む通過交通により地域住民に危険な状況を呈しております。  そこで、その渋滞を緩和することによる地区内の安全な交通環境を確保するとともに、社会経済の発展を図るためにも上の赤線の箇所になります三条地区の早期の事業完了及び下の赤線の箇所になります北今朝宮地区の早期の事業着手をお願いするものでございます。  続きまして、箇所図の2)になりますが、鉄道高架事業でございます。  県道岐阜稲沢線は、岐阜市から一宮市を経て稲沢市に至る主要幹線道路であり、緊急輸送道路にも指定されている路線でございます。  しかしながら、この提案箇所である西尾張中央道苅安賀地内の名鉄尾西線踏切は一時停止による交通の遮断と4車線から2車線となる車線減少により慢性的に交通渋滞が発生していることから、踏切改良促進法に基づく自動車ボトルネック踏切に指定されております。この慢性的な交通渋滞は、時間損失による地域経済の活力の低下や有事の際の避難、救助活動への支障、そして、渋滞を避けて生活道路へ進入する通過交通は地域住民や通学路を歩行する児童等を危険な状況にさらしており、その対策は急務でございます。  この事業が完了しますと、今申し上げた西尾張中央道の踏切のほか、二つの踏切が立体交差に生まれ変わるだけでなく、名鉄で分断されておりました市道も3か所で南北につながるため、西尾張中央道を利用した主に遠距離の交通と地域住民の利用を中心としたローカルな南北交通の機能のすみ分けができるものと期待されます。  本日御提案申し上げた2件は、愛知県西部の南北交通の要である西尾張中央道そのものの機能向上と補完機能の確保という観点で極めて大きな役割を果たすものと考えております。  道路交通の円滑化を図り、地域産業、経済の活力増進、発展、有事の際の避難、救助活動をスムーズにし、地域生活環境の改善のためにも、また、本年度中に開通される一宮稲沢北インターチェンジの開通による事業効果を促進させるためにも、これらの事業のより一層の促進をお願いするものでございます。  最後に、本日の提案以外の事業につきましても、積極的に協力させていただく所存でございますので、それらについても事業進捗をお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。 15: 【山田参考人】  皆さん、改めましてこんにちは。犬山市長の山田と申します。本日はよろしくお願いいたします。また、今日はこのような機会を設けていただきまして、大変ありがとうございます。感謝申し上げます。  また、山田委員長はじめ、県議会建設委員会委員の皆様方におかれましては、建設事業推進に当たりまして格別の御尽力いただいておりますこと、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。また、県関係当局の皆様方にも日頃からの御尽力に心から感謝を申し上げます。  さて、犬山市からの提案の説明をさせていただきます。箇所図Dをお開きいただけたらと思います。  まず、道路関係ですが、箇所図Dの1)都市計画道路成田富士入鹿線の整備促進についてです。この路線は、入鹿池方面から、それから、国道41号にもつながる路線になりますけれども、ちょうど国道41号につながる手前の前原地内がまだ未整備ということで、つながっていない状況です。小牧東インターへのルートにもなりますし、また、少し分かりにくいですが、地図の2)の新郷瀬川の少し下に高根洞というところに企業庁で整備していただいた工業団地があるのですけれども、そこにアクセスするのにもこの国道41号からの成田富士入鹿線の整備がされれば非常に重要な路線になります。  そういう意味で、まだ前原地内がつながっていないですが、ぜひこの事業について、積極的に整備を促進していただきたく、私ども犬山市としても協力をして、県と一緒になって整備をしていきたいと思っておりますので、格別の御高配賜りますことよろしくお願い申し上げたいと思っております。  それから、河川の関係になりますが、2)と3)ということになります。  まず、2)の新郷瀬川ですけれども、これは入鹿池からの放流水といいますか、それが新郷瀬川を通って木曽川まで行くわけですが、この新郷瀬川の改修に当たっては格別の御尽力のもとで、おおむね10年程度でこの改修を進めていただくということで今日まで来ております。  ただ、昨年度で10年でしたが、本年度末時点の進捗率が約70パーセントの見込みですけれども、ぜひこの事業を早期に事業完了できるように進めていただきたいということです。それから、この2)の南の富士橋までが現在の事業になりますが、その富士橋から先のところの整備計画の策定もぜひお願いしたいということです。  特に本年度は7月に長雨がございまして、その際もちょうど入鹿池が満水に近い状態だったということもございまして、どうしても放流の受皿となるこの新郷瀬川が重要になってきます。本年度の7月の長雨のときも、どうしても入鹿池が満水だと下流の水位が非常に高くなっても放流せざるを得ない状況も出てきまして、非常に緊迫した状況になっております。過去には堤防を越水している状況もございますので、この整備に当たっては、早急な対応をお願いしたいということになります。  それから、3)の郷瀬川も善師野川合流地点までの区間についても、断面の小さい箇所がずっと残っておりますので、早期の整備促進をお願いしたいということで、新郷瀬川、郷瀬川の二つの河川を提案させていただきました。  以上、犬山市からの提案でございますが、皆様方におかれましては、格別の御高配賜りますことを重ねてお願い申し上げまして、私からの提案とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。 16: 【澤田参考人】  江南市の澤田和延でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  本日は、委員長はじめ、建設委員会の皆様方にはこのようなお時間を取っていただきまして、誠にありがとうございます。また、県当局の皆様方には、江南市の市政進展、また、とりわけ建設事業に対しまして格別な御高配を賜っておりますことを感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
     今日、一宮建設事務所長からお話がございました。とりわけ江南市におきましては、今回御提案をさせていただきます国道155号バイパスの4車線化整備、また、名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架化事業の推進、さらに青木川第4調節池工事が現在目に見える形で着実に進められておりますこと、私どもだけではなく市民の目に多く触れており、本当に市民も喜んでおります。ありがとうございます。  それでは、早速ではありますけれども、提案書の内容を説明させていただきます。箇所図ではCでございます。  最初に名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架化事業の早期完成について、御説明をさせていただきます。  1)の本事業は、江南市南部の中心拠点として位置づけられております名鉄犬山線布袋駅周辺地域のまちづくりの根幹となる事業でございます。布袋駅付近の鉄道高架化事業は、平成21年度より仮駅舎の工事に着手し、平成29年6月に名古屋方面上り線の高架本線の切替え、また、犬山方面下り線については、本年5月の切替えにより上下線とも高架化が完了いたしました。  現在は駅部の留置線の高架躯体築造工事が進められており、本市といたしましても駅へのアクセスや居住環境を改善するため、これまで駅周辺において土地区画整理事業をはじめ、駅前広場道路整備などの基盤整備を進めており、さらには駅東には官民連携によりにぎわいのある市民の交流活動の拠点づくりをテーマに、現在、市街化調整区域のあります図書館を町なかに移転し、保健センター、また、子育て支援施設などの複合公共施設と民間の事業者による食品スーパーなどの生活利便機能をはじめとした民間施設の整備を進めております。  現在、令和5年4月供用開始に向け、基本設計を実施しているところであります。  今後につきましても、鉄道高架化事業の早期完成とともに、関連する国道155号の4車線化や都市計画道路布袋駅線の整備促進になお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。  次に、二級河川日光川及び一級河川五条川、青木川の河川改修事業の整備促進並びに一級河川青木川第4調節池の早期完成について説明をさせていただきます。  本市は日光川流域と新川流域の最上流部に位置することから、ほとんどの河川が未改修になっており、少し強い雨が降るたびに市内の多くの箇所で浸水被害が頻発し、市民の生活に影響が出ている状況でございます。  このような中、新川流域では青木川放水路が整備をされ、江南市のほとんどにおきまして浸水被害が激減をし、整備効果が発揮をされている状況でございます。また、昨年度から青木川第4調節池の工事に着手をしていただいており、住民といたしましては、早期完成を切に期待しているところであります。改めまして県当局の御尽力に感謝申し上げる次第でございます。  しかしながら、日光川流域では箇所図Cの2)でお示しをしております日光川が狭隘な河川であり、幅1メートル、深さも1メートル程度の河川でございます。市の直下流で新般若用水路とサイホン構造で交差していることから、流下能力が著しく不足しており、本年度も既に複数回溢水をし、市としましても対応に苦慮しているところであります。  河川整備計画に基づく河川改修は、最上流部に位置する市内では整備時期の見通しが立っていないことから、抜本的な河川改修事業を急ぐとともに、上流域における貯水池の整備など他の対策についても御検討いただくよう御配慮を賜りたく提案申し上げるものでございます。  また、新川流域では箇所図Cの3)にお示ししております五条川におきまして、平成29年に二度越水し、市内の広範囲で浸水被害が発生したことから、再度災害防止を目指した河川改修事業の促進をお願い申し上げます。  青木川におきましては、繰り返しとなりますけれども、箇所図Cの5)にお示しをしております青木川第4調節池の早期完成、さらにはこの調節池の整備効果を最大限に活用した箇所図Cの4)にお示ししております青木川の抜本的な河川改修事業の着手について、御配慮を願いたく提案申し上げるものでございます。  以上、御提案申し上げました事業につきまして、市といたしましても全面的に協力をいたします。何とぞ安心・安全に暮らせる江南市の発展のために、さらなるお力添えを賜りますようどうぞよろしくお願いを申し上げます。 17: 【眞野参考人】  いつも大変お世話になっております。  山田委員長はじめ、県議会建設委員会の皆様方、また、県当局の皆様方におかれましては、稲沢市内の事業に対しまして大変御高配をいただいて、お世話になっておりますこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。  また、先ほど、お話がございました東海北陸自動車道の一宮稲沢北インターチェンジの設置に対しましては、御高配をいただきまして、厚く御礼申し上げます。  稲沢市からの提案項目は、道路整備と河川整備の2項目でございます。箇所図Bを併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  まず、道路整備の促進として、都市計画道路祖父江稲沢線の早期整備のお願いでございます。箇所図Bの1)になります。  本路線は、市域西側から名古屋方面、さらに高速道路へのアクセス道路としての機能を有する東西の重要幹線道路でございます。また、稲沢市の観光拠点の一つであります木曽川河畔に位置をいたしますサリオパーク祖父江、これは国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ、県営木曽川祖父江緑地及び市営ワイルドネイチャー緑地の3公園を総称したものでございますが、その3公園にアクセスする路線であるとともに、沿線には製紙工場や自動車関連工場などの産業拠点が立地していることや全国的にも知られています祖父江ギンナンの産地があるなど、まさに観光、産業、文化、そして、人の交流など、この道路の持つストック効果は非常に高いものがございまして、早期の開通が待たれるところでございます。  この道路整備については、これまでに国道155号線以東の区間を供用開始していただいており、現在は市内西島地区から片原一色地区に至る区間につきまして、鋭意事業を進めていただいているところで、御礼申し上げます。残る未着手区間でございます片原一色地区から森上地区に至る区間につきまして、ここには二級河川の日光川と名鉄尾西線がございますが、早期に事業化をしていただきますようお願い、提案をいたす次第でございます。  次に、河川整備の促進として二級河川三宅川及び福田川の整備促進のお願いでございます。箇所図Bの2)でございます。  三宅川については、本河川上流部の流域では都市化が進み、昨今の局地的な集中豪雨などにより、いたるところで道路冠水や床下浸水などの被害が頻発しており、その度に市民の生活や財産が脅かされている状況でございます。最近では、先月の初めになりますが、9月7日の台風10号の影響による断続的な降雨により、市内各所で道路冠水や床下浸水が発生し、テレビや新聞等、マスコミでも大きく取り上げられたところであります。  市としましては、市街地の雨水排水処理のための排水路整備や雨水貯留施設の築造など、内水氾濫に対する措置を順次講じておりますが、抜本的な解決策といたしましては、やはり速やかに河川改修を進めていただくことが必要だと考えております。  現在愛知県におかれましては、本市儀長町地内にあります正楽橋までを当面の改修区間とし、堤防かさ上げ工事の推進、さらに一昨年度より正楽橋の改築、本年度より白山橋の改築に着手をしていただいております。誠にありがとうございます。引き続き、現在事業中の中流部の改修事業のさらなる促進をお願いし、併せて正楽橋より上流部の未改修地区の整備が進みますよう整備手法の検討をお願いするものでございます。  続きまして、箇所図の3)福田川でございます。本河川は本市の東部に位置し、上流部には住宅や商業施設などが密集していることから、その地区一円の雨水排水の受皿としての役割を担っております。  しかし、その整備状況は決して十分ではなく、昨今発生する局地的な豪雨時には度々浸水被害が発生し、住民生活が危険にさらされている状況となっております。  このことから、日光川水系河川整備計画に位置づけられております遊水地の増設に加え、河道のネックとなっておりますあま市との市境にございます東源寺の杁の全面撤去に向けて下流部の改修促進を早期に図っていただきますようお願いいたします。  以上でございます。どうぞ現状を御理解いただきまして、道路、河川の一層の整備促進を図っていただきますよう御高配をよろしくお願いいたします。御清聴、誠にありがとうございました。 18: 【久保田参考人】  岩倉市長の久保田桂朗でございます。本日はこうした機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  また、山田委員長はじめ、建設委員会の皆様、そして、県当局の皆様におかれましては、当市の建設事業に多大なる御高配を賜り、誠にありがとうございます。感謝を申し上げたいと思います。  それでは、岩倉市からの提案は2件でございます。主要地方道春日井一宮線、いわゆる都市計画道路の萩原多気線でございますが、この岩倉市区間の早期完成について、そして、もう一件が一級河川五条川区間の大市場橋から竹林公園の河川工事の早期完成について、この2件でございます。  この2件とそれから、先ほど一宮建設事務所長から説明がありました名古屋江南線、この3件について、今愛知県におかれまして鋭意事業を進めておいていただいております。特に名古屋江南線については、完成まであと僅かというところで本当に感謝をしているところでございます。また、今回提案申し上げる2件につきましても、本当に御努力をいただいておりまして、重ねて感謝を申し上げる次第でございます。  まず、1件目の萩原多気線でございます。  岩倉市内におきましては、この県道萩原多気線、それから、もう一本北にあります一宮春日井線の2路線があるのですが、この地域の特性として南北の道路、いわゆる名古屋市から放射線状に延びる道路については比較的発達をしております。東西ネットワーク、東西軸が弱いということで、いずれもまだ全線開通を見ていない状況にございます。  したがいまして、朝晩の渋滞を招いて人や物の流れが滞るあるいはその渋滞を避ける車が生活道路に進入し、交通安全上非常に危険な状態にあるというような状況が続いております。何とぞ、こうした状況を解消するためにも早期の完成に向けた特段の御配慮をお願いしたいと思っております。  箇所図で言いますとCでございますが、Cの一番下のところに岩倉市内の6番に当たりますこの区間の東側、小牧市地内は既に完成をしておりますので、岩倉市地内、現在は1.3キロメートル区間のうち既に用地買収については完了をしていただきました。工事にも順次着手していただいておりまして、例えばクランクの場所など非常に通行のしにくいところも先行して工事を行っていただいており、非常に感謝しているところでございます。  ただ、今埋蔵文化財の発掘調査で一部残っているところを手がけているところでございますが、西には一宮インターチェンジがございます。こうした物流の軸となる路線でございますので、早期の完成に向けて特段の御配慮をお願いしたいと思います。  2点目の五条川の河川工事でございますが、こちらについては、非常に区間が短いですが、ここだけ実は岩倉市の五条川両岸の道路が整備されておりまして、市民の憩いの場にもなっており、この区間だけ民家があったり、それから、管理用道路がなくて、一部護岸の老朽化によってそののり面が陥没していたり、非常に危険な状態が見受けられていたところでございます。そこは平成30年度に護岸整備を行っていただきまして、当面の危険な状態は回避をされている状況でございます。本当に県当局の取組に対してお礼を申し上げるところでございます。  管理用道路が未整備で、鋭意進めていただきたいというところでございまして、これは河川管理上の役割だけでなくて、尾北自然歩道としての役割も果たす重要なこの河川整備でございますので、何とぞ早期の完成に向けて、こちらにつきましても、格段の御支援を賜りますようお願いを申し上げたいと思います。  以上2件どうかよろしくお願い申し上げまして、私どもからの提案とさせていただきます。ありがとうございました。 19: 【鈴木参考人】  本日は山田委員長をはじめ、県議会の皆様方、県部局の皆様方にもお越しをいただき、我々のお話しを聞いていただきますこと、心から感謝申し上げる次第でございます。  まず、大口町といたしまして提案させていただきますのは2件でございます。  まず、一つ目の提案としましては、一般国道155号、都市計画道路北尾張中央道の整備でございます。提案します区間は箇所図Cの8でございます。五条川にかかります五条大橋から小牧市境の替地交差点の区間となっております。  本路線、大口町にとって一般国道41号及び小牧インターチェンジにつながる重要な路線であります。近年では本町における企業誘致の取組もありまして、本路線沿線を中心に企業立地が活発な状況となっております。しかしながら、一般国道41号の6車線化、一般国道155号の4車線化の整備の遅れというわけではありませんが、企業立地が進んでまして、工事等のマッチングがなかなか難しく、通勤時間帯をはじめ慢性的な渋滞が発生をしており、特に一般国道41号への渋滞が激しいことから、物流面で定時性の確保がされないなど大きな経済損失を招いている状況でございます。そのため、多くの企業や町民からも4車線化を早急に望む声が寄せられております。今着工していただいておりますが、何とぞ早期に完成ができますよう41号線との交差の部分も含め、お願いをしてまいりたいと思っております。  次に、二つ目の提案でございますが、五条川の越水対策でございます。  今岩倉市長さん、そして、犬山市長さん、江南市長さんからもいろいろとお話がありましたように箇所図でいきますとCの9と10でございます。合瀬川の整備と青木川放水路の整備となります。  本町を含め新川上流域全体の安全度を高めるためには、総合的な治水対策であります新川流域水害対策計画に基づく整備が必要でございます。平成29年には二度にわたる集中豪雨により五条川、合瀬川が越水し、多くの浸水災害が発生をしております。  合瀬川において災害対策緊急事業推進費により合瀬川の氾濫対策を実施していただきました。未整備区間でありました奈良子川と昭和川の上流区間でも青木川放水路の整備にも着手をいただいております。この場をお借りいたしまして深く感謝を申し上げる次第でございます。  しかし、平成29年の豪雨によって五条川での越水箇所は当面の改修区間の位置づけではありません。そのため、五条川の越水箇所で合流する奈良子川と昭和川の上流区間での青木川放水路の整備、五条川の上流で面交差する合瀬川の整備について五条川への流入を低減する計画となっております。  つきましては、大口町民のみならず新川上流域の住民が水害に対する不安もなく安心して暮らせる生活を実現するために、合瀬川の河川改修の早期完成に向けて残る用地の買収と整備の予算確保と青木川放水路の未完成区間の早期完成を要望いたします。  大口町からは以上でございますが、一つの地域、町というわけではなく広域的な観点からいきまして、いろんなボトルネックのところがたくさんあると思いますが、ぜひ御配慮賜りますよう心からお願いを申し上げる次第であります。よろしくお願いを申し上げます。 20: 【鯖瀬参考人】  日頃は当町の建設事業につきまして、山田委員長様初め県会議員の皆様、当局の皆様には格別なる御高配を賜りましてこの場をお借りいたしまして厚く御礼を申し上げます。  さて、扶桑町からですけれども、まず、1点目の提案でございますが、新愛岐大橋及び県道小渕江南線の整備促進についてでございます。箇所図については、Dの4でございます。  当地域におきましては、木曽川を境として、愛知県と岐阜県を結ぶ主要地方道として江南関線がございますが、県境にかかる現在のこの愛岐大橋は建設から50年がたっておりまして、慢性的な交通渋滞も発生しております。この新しい橋の整備が渋滞緩和はもとより、両県の産業連携強化、そして、防災対策を図るためにも強く求められているところでございます。  新愛岐大橋の整備は愛知県と岐阜県による共同事業でございまして、取付け道路の事業者となる愛知県様におかれましては、当該道路等の調査設計等は既に完了しておりまして、現在は用地買収を進めていただいているところでございます。  本町としましても、現在一般国道41号の6車線化も進められておりまして、この二つの事業が完了すれば大きな経済効果も期待できると考えております。本事業の早期整備に大きな期待を寄せているところでございます。新愛岐大橋の整備は当町の住民生活の向上や地域経済の発展、そして、災害に強い地域づくりを進めまして安全・安心な暮らしを実現するものでございます。本町としましても周辺の交通安全対策を進めております。  引き続き、愛知県様と連携をさせていただきまして、事業促進に努めてまいりたいと考えておりますので、新愛岐大橋及び取付け道路であります県道小渕江南線の整備促進をお願いするものでございます。  2点目でございます。箇所図としましては、Dの5に記しております一級河川青木川改修事業の促進についてでございます。  本町の中心を流れる一級河川青木川については、毎年のように夕立程度の雨でも越水をしまして、道路冠水や通行止めが頻繁に発生しております。加えまして、昨今の自然環境の変化と申しますか、そういった要因で局地的なゲリラ豪雨の発生により住宅にも床上、床下浸水などの重大な被害が多発しておりまして、地域住民の日常生活にも大きな支障を来しておるところでございます。本年の7月にも自動車1台が水没する事故が発生をしております。  このような状況の中、愛知県様の御尽力によりまして、青木川改修工事として当町の最下流部であります中島調節池から上流500メートル区間の事業化によりまして、扶桑町におきましても住民の目に見える工事が進められまして、大変皆感激しております。  今後はこの事業計画区間の改修工事をできる限り早期に完了していただきますとともに、その上流部に当たりますところの河川改修計画について、早期にお示しいただき、長年の懸案事項であります河川改修を途切れなく推進していただきますことを切に願っているところでございます。  本町としましても、雨水貯留施設など独自の青木川の治水対策を行っているところでございます。愛知県におかれましても、安全・安心のまちづくりの推進を図るため、引き続き青木川改修事業を早期に推進していただきますよう御要望させていただくものでございます。  本当にこの2点は当町長年の懸案事項でございます。  人口3万4,000人の町でございます。県の御支援なくしては安心して暮らせるまちづくりを進めることは難しい状況でございます。今後とも格別なる御高配を賜りますようお願いを申し上げます。  御清聴ありがとうございました。 21: (理事者の主な発言) 【道路建設課長】  一宮市から提案された名鉄尾西線苅安賀駅付近鉄道高架化事業については、鉄道北側の市道を仮線の用地として活用し、その市道を北側に借地して付け替える計画であり、2017年度から市道の付替えに必要な借地の確保に向け調整を進め、借地の契約率が約5割、物件補償は9割を超えて借地の確保にめどが立った。  その後、本年夏に鉄道高架工事着手前に県が行う事業損失調査と準備工事の着手に関する地元説明会で理解してもらった。今後は、鉄道沿線の家屋に対する事業損失の事前調査を始めたところであり、準備工事も年内には着手する予定である。また、鉄道高架工事は、近々名古屋鉄道株式会社との工事に関する覚書を締結し、本年度中の仮線工事着手に向けて調整していく。  事業の進捗に当たっては、市道の付替え工事等において地元住民の理解が必要となるので、一宮市には引き続き協力をお願いする。  犬山市から提案された都市計画道路成田富士入鹿線については、本年度は残る用地買収を実施するとともに、道路用地の一部区間において道路築造工事に必要な土質調査を進めるなど事業進捗を図っていく。  起点側工区北端における春日井犬山線とのT字交差点、塔野地杉交差点については見通しが悪いため、バイパスが完成するまでの交通安全対策として、既存の用地を活用した交差点改良を行い、来年度までに完了できるよう工事を進めていく。  江南市と大口町から提案された都市計画道路北尾張中央道(国道155号)の4車線化整備については、江南市の主要地方道名古屋江南線から大口町を通り、小牧市までの約4.8キロメートルの区間において整備を実施している。  江南市内の区間では、昨年度までに鉄道高架西側にある布袋小学校前の横断歩道橋拡幅工事を完了した。現在は、埋蔵文化財調査の実施と拡幅工事を進めている。大口町内の区間では、大口町に協力してもらいながら、用地買収や埋蔵文化財の調査を進めており、埋蔵文化財に支障のない箇所及び調査を完了した箇所から順次工事を進めている。また、交差する愛岐南北線も含めた道路築造工事や五条大橋の上部工事など事業進捗を図っていく。  小牧市内の区間についても早期の4車線化整備に向け、一般国道41号の交差部の調査、検討を進めていく。今後も江南市、大口町に協力してもらいながら、全区間にわたり事業進捗に努めていく。  稲沢市から提案された都市計画道路祖父江稲沢線については、約1.3キロメートルの未供用区間のうち、区間東側の約0.7キロメートルを一般県道給父稲沢線のバイパスとして整備を実施しており、工事の進捗を図っている。工事は、埋蔵文化財の調査箇所を除いて全面的に進めており、約0.5キロメートルの区間は舗装工事を除き概成している。本年度は残りの区間で、埋蔵文化財の発掘調査を進めるとともに、函渠工事、擁壁工事を進めていく。  また、区間西側の約0.6キロメートルについては、名鉄尾西線や二級河川日光川を越える計画であり、現在整備中の区間に続いて事業展開できるよう路線測量や設計を進めている。これまでに、地元住民から踏切廃止の同意書を受領し、鉄道事業者との計画協議の事前打合せが終わるなど事業化に向けた協議が進んでいるが、設計を固めるためには側道の利用形態などについて地元調整が不可欠となるので、引き続き稲沢市に協力をお願いする。  岩倉市から提案された都市計画道路萩原多気線の事業中区間約1.3キロメートルについては、岩倉市の協力もあり、昨年度までに用地買収が全て完了した。西側区間の550メートル区間は、道路築造工事を順次進めている。また、東側区間の750メートル区間のうち、埋蔵文化財の所在が確認されている区間において、本年度は範囲確認調査を行うとともに、本調査が必要な箇所を除いた箇所から工事を実施するなど早期完成に向けて事業進捗を図っていく。  扶桑町から提案された新愛岐大橋は、岐阜県との一般県道扶桑各務原線新愛岐大橋(仮称)新設に伴う協定に基づき橋梁本体工事は、岐阜県が施工しており、これまでに橋台1基及び橋脚2基が完成している。本年度は新たに橋脚2基の工事を行っていく。  橋梁取付け区間の県道小渕江南線約400メートルは、約9割の用地を取得したが、交渉が難航しているので、引き続き扶桑町に協力をお願いする。また、本事業は地域と一緒にワークショップを開催し、地域の安全対策などの五つの提言をもらい、これを踏まえ、本県は県道小渕江南線の交差点改良事業について設計を完了したところであり、今後用地の取得に向け扶桑町と調整を進めていく。 22: 【河川課長】  犬山市から提案された郷瀬川及び新郷瀬川の事業促進について、郷瀬川は、下流から約2.6キロメートル付近の新橋までの整備が完了し、現在は、平成22年の豪雨により浸水被害が発生した新郷瀬川の国道41号から富士橋までの約3キロメートル区間の改修を優先して進めている。  新郷瀬川の改修は、多くの横断工作物の改築が必要となるが、昨年度までに改築が必要な橋梁6橋のうち5橋が完成し、築堤工事も、約3分の2の区間の整備が完了している。本年度は残る橋梁1橋の海道橋の改築を完成させるとともに、築堤工事を引き続き進め、早期完成に努めていきたい。  郷瀬川の改修工事及び新郷瀬川の上流部の富士橋より上流の整備計画の策定については、現在取り組んでいる新郷瀬川の広域河川改修事業の進捗状況を踏まえて、着手時期を検討していきたい。  江南市から提案された日光川上流域の整備について、日光川は下流より順次整備を進めているが、上流域での浸水対策である江南市内において調節池の整備に向け、昨年度に測量や候補地の検討を実施した。本年度は、おおむね候補地が決まったので調節池の予備設計を行い、用地買収に向けた調整を進めていくので、江南市に協力をお願いする。  江南市及び扶桑町から提案された青木川の整備促進について、中流部の江南市地内に計画している青木川第4調節池の本体工事に昨年度補正予算により着手した。青木川第4調節池の洪水調節能力を確保した後、上流に向けて江南市内の河道改修に着手したいので、まずは、この調節池の早期完成に努めていく。  扶桑町地内の青木川上流部は、中島調節池から上流の500メートル区間を当面整備を進め、昨年度までに県道2橋の改築を完了し、現在は町道柏森高屋線の橋梁改築に着手している。本年度は橋梁前後の護岸工事を進め、早期完了に努めていく。  また、この区間の上流にある県道一宮犬山線から前利神社までの事業計画は、昨年度予備設計を実施し、複数ある橋梁の統廃合などの検討を行い、扶桑町との協議を進めている。今後は早期に事業計画を作成し、当面の整備区間の進捗状況を踏まえながら、事業時期を検討していく。  稲沢市から提案された三宅川の整備促進について、日光川合流点から正楽橋までの約5.3キロメートルの区間を当面の整備区間として改修を進めており、狭窄部となっている橋梁の改築工事を進めるとともに、日光川本線の堤防の高さと合わせるかさ上げ工事を進めている。本年度は県道の正楽橋の上部工を実施するとともに、白山橋の改築に新たに稲沢市に負担してもらいながら着手していく。  当面の整備区間の上流区間となる矢合町地内は地図混乱地域であるため、本年度、観音川合流点より上流の地図混乱地域に影響しない整備手法や整備順序などの検討を行い、速やかに工事に着手できるよう準備を進めていく。  稲沢市から提案された福田川の整備促進について、東源寺杁の撤去に向けた下流部の改修は、本年度にあま市内で狭窄部となっている水道橋の工事を完了し、引き続き河川整備を進めていく。また、福田川には5か所の遊水地が計画されており、現在3か所の整備が完了している。そのうち、稲沢市に中之庄及び奥田遊水地を管理してもらっている。残る2か所の遊水地の整備時期は、堤防高不足の解消など、下流部の整備を優先し、その後、判断していきたい。  岩倉市から提案された五条川について、竹林公園付近から大市場橋までの右岸側においては、護岸が傾斜し隣接する家屋が危険な状態となったことを受けて整備に着手した。現在は家屋の移転補償や用地取得、護岸工事を進め、当面の危険な状態は回避することができたと思っている。本年度は残っていた上流区間の用地買収が全て完了したので、来年度より岩倉市の遊歩道の整備と連携して河川工事を進めていきたいので、協力をお願いする。  江南市、大口町から提案された五条川の氾濫被害対策について、大口町から江南市にかけて流れる中流部は、交差する合瀬川の改修と青木川放水路の整備によって治水安全度を改善する計画としている。合瀬川は、平成29年度の豪雨を受けてトヨタ自動車大口部品センターまでの約1.1キロメートルの河道拡幅を緊急的に実施した。
     残る五条川と平面交差している荒井堰までの約1キロメートルの区間は、整備することにより五条川への分派量の軽減できることから、引き続き上流に向けて整備を進めていく。昨年度より用地買収に着手し、本年度も用地買収を進めるとともに、護岸工事にも着手していく。  青木川放水路は、木曽川から昭和川までの約5.2キロメートルを供用しているが、残る昭和川から奈良子川までの約700メートルについて、平成30年度より工事に着手し、来年度完了に向けてシールド工法による管渠工事を進めている。管渠工事完了後は、引き続き機械電気工事を実施して、早期の全川完成に努めていく。 23: 【都市整備課長】  一宮市から提案された都市計画道路北尾張中央道の事業促進について、主要地方道大垣一宮線から国道155号までの約2.9キロメートル区間のうち、起街道から一般県道冨田一宮線までの約1.3キロメートル区間は平成25年度に供用されている。その北側で現在事業を実施している主要地方道大垣一宮線に接続する約170メートル区間の三条地区は、本年度の供用を目指して工事を進めている。  また、一般県道冨田一宮線から国道155号までの約1.4キロメートルの未整備区間である北今朝宮地区は、平成28年度に都市計画変更を行い、昨年度までに測量や道路予備設計を取りまとめ、その成果をもとに来年度からの事業化を目指して公安委員会等との協議を進めている。事業化に向けては、地元調整なども必要になるので、一宮市に協力をお願いする。  江南市から提案された名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架化事業の早期完成と都市計画道路布袋駅線の整備促進について、布袋駅付近鉄道高架化事業は、平成29年6月に名古屋方面の線路を仮線から高架に切り替え、本年5月には犬山方面の線路についても高架に切替えが完了した。来年度には布袋駅における留置線の建設工事も完了する予定である。また、都市計画道路布袋駅線は、江南市が進める駅前広場や複合公共施設の供用に合わせて整備を進めていく。 24: (主な質疑) 【中野治美委員】  新濃尾大橋の橋桁は、全て完了したのか。 25: 【道路建設課長】  新濃尾大橋は9径間の橋梁である。このうち愛知県側は昨年度上部工を発注し、この秋から架設工事が始まった。残る岐阜県側の上部工は契約の手続を進めており、工事はこれからである。 26: 【中野治美委員】  愛知県側は終わり、あとは岐阜県側の施工となるのか。 27: 【道路建設課長】  岐阜県と本県の共同事業であり、施工主体は本県である。岐阜県側の上部工は契約手続中であるが、その手続も含め橋梁は本県が全て施工している。 28: 【中野治美委員】  以前に用地交渉がまとまっていない案件があると聞いたが、どうなっているのか。 29: 【道路建設課長】  進捗率は99パーセントで、一番東端の交差道路箇所の残り1件である。合意が得られない場合は、暫定的に供用できるように整備を進めていきたい。 30: 【中野治美委員】  新愛岐大橋と新濃尾大橋の完成はいつか。 31: 【道路建設課長】  新濃尾大橋は、岐阜県側の上部工事が契約手続き中で、4年の債務を予定し、上部工架設まで終える予定となっている。その後、橋面工事等があるので、早期整備に努め、2020年代半ばには供用したい。  新愛岐大橋は下部工が始まったばかりであり、もう少し時間がかかる。 32: 【中野治美委員】  下流の次の橋梁が待っているので、早く完成させてほしい。 33: <知多建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【榊原参考人】  半田市長の榊原純夫でございます。  愛知県議会建設委員会委員の皆様をはじめ、愛知県建設部門幹部の皆様におかれましては、平素から私ども知多地域における道路整備、河川港湾改修に格別の御高配を賜っておりますこと、心より感謝申し上げます。  それでは、お手元の資料1ページ、提案箇所図をお願いいたします。  半田市から2点の提案をさせていただきます。2ページをお願いいたします。第1点目は、衣浦大橋周辺の渋滞対策についてであります。  知多地域と三河地域を連絡いたします国道247号及び主要地方道西尾知多線にかかります衣浦大橋周辺の道路は、災害時におけます第一次緊急輸送道路でありますとともに、重要物流道路にも指定をされた地域の大動脈でございますが、物流や通勤車両の集中によりまして、慢性的な交通渋滞が発生をいたしております。これは私ども半田市における長年の懸案事項でございます。  このことにつきましては、愛知県議会並びに愛知県関係の皆さんの御尽力によりまして、これまでに衣浦大橋西側の交差点改良や高浜方面の立体交差化を実施していただきました。さらには高浜市から半田市に向かう西向きの左折専用レーンの整備にも着手をしていただき、着々と工事も進捗をしていただいております。さらに愛知県9月定例議会におきまして、半田市側から高浜市に向かいます東向きのトラス橋の架け替えに向けた検討を進めていただけるとの方針もお示しをいただきました。  つきましては、次の事項について特段の御配慮を賜りますようお願いを申し上げます。  提案事項として1点目、既に着手していただいております左折専用レーン設置の早期完了と併せまして、抜本的な対策といたしまして衣浦大橋のトラス橋架け替えの早期実現及び交通容量の拡充に向けて国道247号都市計画道路衣浦西部線の整備の検討をお願いいたします。  二つ目といたしまして、衣浦大橋周辺の渋滞対策といたしまして、既存道路ストックでございます衣浦トンネルへの交通量の分散が渋滞の緩和に大きく寄与するものと確信をいたしておりますので、早期の低料金あるいは無料化を検討していただきたいというふうに思っております。  以上の2項目の実現に向け、お力添えをお願い申し上げます。  続きまして、4ページをお願いいたします。2点目は、JR武豊線半田駅付近連続立体交差事業の整備促進とJR半田駅前土地区画整理等関連事業への支援についてであります。  私ども半田市は、名鉄知多半田駅とJR半田駅周辺に中心市街地が形成されておりまして、そのど真ん中をJR武豊線が南北に縦断しておりますため、まちが分断され、慢性的な渋滞の発生あるいは駅周辺の空洞化の進捗など、市街地の一体的な活用がなされていない状況にございます。  このような状況の中、名鉄知多半田駅前では平成27年度に土地区画整理事業が完了いたしまして、さらなる中心市街地のまちづくりを進めさせていただくために、平成28年度に愛知県が施工していただきますJR武豊線半田駅付近連続立体交差事業が事業認可をされ、着手をしていただいております。併せて同時に本市におきましても、高架側道整備事業の事業認可を得、鉄道高架事業と連携をしながら用地買収等を進めさせていただき、昨年度までにおおむねの用地取得を終えております。また、鉄道高架化に併せまして、平成29年度にJR半田駅前土地区画整理事業の事業計画決定を公告させていただき、本年度仮換地の指定を行いました。  今後は、建物の移転や区画整理工事を進めさせていただき、鉄道高架やリニア中央新幹線と同じく2027年度の工事完了を目指してまいります。  このような状況を踏まえ、次の事項について特段の御配慮を賜りますようお願いをさせていただきます。提案事項の一つ目として、JR武豊線半田駅付近連続立体交差事業の整備促進、二つ目、JR半田駅前土地区画整理等関連事業への御支援、以上2項目の実現をよろしくお願い申し上げます。  半田市からの提案は以上でございます。早期実現に向け、御高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 34: 【伊藤参考人】  常滑市長の伊藤辰矢でございます。  県議会の皆様方におかれましては、建設事業に際して日頃から御尽力を賜っておりますこと、この場を借りて御礼申し上げます。  今回常滑市から提案いたします二つの案件につきまして御説明いたします。  まず、1点目でございますが、中部国際空港についてのお願いでございます。提案書の7ページを御覧ください。  中部国際空港は平成17年に開港して以来、多くの人々の往来や産業の活性化を促し、この地方の成長を支えてきました。昨年度は8月にAichi Sky Expoが開業し、9月にはLCC向け第2ターミナルが供用されるなど、これまで以上ににぎわいのある空港として発展し、旅客数においても年間1,260万人と過去最高を記録いたしております。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、国際線を中心に就航便が激減するなど開港以来、最大の危機的状況にあります。空港内の飲食店、お土産店など休業が続く店舗もあり、本市の経済や雇用に深刻な影響が及んでおります。  8ページの資料を御覧いただきますとその上段のグラフが視覚的に分かると思うのですが、まだ2020年の四半期でございますけど隣のグラフと比べると非常に厳しいということがお分かりいただけると思います。また、下の現状の写真は、5月時点のものですが、現在もまだお店は半分ぐらいしか開いていない、また、夜の7時ぐらいには全て閉まってしまっている状況でございまして、いまだ厳しい状況が続いております。  つきましては、新型コロナウイルス感染症が収束した後の航空需要の早期回復に向けた取組を推進していただきますようよろしくお願いいたします。併せて、今後中部国際空港が国際拠点空港としての役割を十分に発揮していくためにも、2本目滑走路の早期実現に向けてより一層御尽力賜りますようお願いするものでございます。  次に、2点目でございます。西知多道路の早期全線供用と市内交通の円滑化検討に対する支援についてでございます。提案書の9ページを御覧ください。  西知多道路は知多半島北部、西海岸を縦断する自動車専用道路で、市域の交通渋滞の緩和、災害時の輸送道路確保、中部国際空港へのアクセス充実などに効果があり、今後の知多地域の発展には欠かせないものと大変期待しております。西知多道路推進協議会におきましては、有料道路事業導入による整備の加速等を決議したところであり、一日も早い全線供用に向けて、県におかれましても事業をより一層推進していただけますようお願いいたします。  一方で、常滑市内では空港島及び空港対岸部の発展に伴い、市内の中心部を東西に横断する市道北条向山線を中心に空港開港以前には見られなかった激しい渋滞が発生するようになりました。10ページに地図がありますので、併せて見ていただければと思います。本市がさらに成長していくためには、市内の交通の円滑化が重要な課題になってきていると認識しております。  このため、市としましては西知多道路をはじめとした幹線道路整備や空港周辺の開発など、本市を取り巻く情勢の変化を踏まえながら、交通状況の調査や交通対策の検討に取り組んでいく必要があると考えております。県におかれましてもこれらの調査、対策の検討に当たりまして御指導、御協力を賜りますようお願いするものであります。  以上提案項目2点について説明をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 35: 【花田参考人】  東海市副市長の花田でございます。よろしくお願いいたします。  愛知県議会議員の皆様におかれましては、広域道路の整備推進や知多地域の都市基盤整備にお力添えをいただき、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。  東海市からは資料の11ページをお願いいたします。都市計画図に示されております提案5の大田川流域における浸水対策についてと提案6の都市計画道路名古屋半田線の整備についてのこの2点について説明をさせていただきます。  1枚跳ねていただきまして、12ページをお願いいたします。1点目の提案は大田川流域における浸水対策についてでございます。  大田川流域の浸水被害軽減のため、平成28年2月に愛知県が管理いたします河川において、最初に認定登録されました100mm/h安心プランに基づき、二級河川大田川の護岸整備など並びに大田川河口部での堤防や樋門の耐震化事業について、計画どおりに整備を進めていただき感謝申し上げます。  本市といたしましても、残る事業期間におきまして大田川に接続する大田川第7雨水幹線延長約1キロメートルでございます。また、上流部におきます流域貯留施設の整備などを進めておりますが、昨年度も家屋の浸水被害を確認しておりますので、大田川流域全体の浸水被害が低減できるよう三つの項目について特段の御配慮をお願いするものでございます。  一つ目といたしまして、大田川第7雨水幹線の整備効果を早期に発現できるよう樋管周辺の護岸整備及び河床掘削に着手していただきますようよろしくお願いいたします。二つ目といたしまして、100mm/h安心プランに基づき、引き続き大田川の護岸整備及び河床掘削の促進をお願いいたします。三つ目といたしまして、大田川河口部について、堤防や樋門の耐震補強の促進をお願いいたします。  続きまして、1枚跳ねていただきまして、13ページをお願いいたします。2点目の提案は、都市計画道路名古屋半田線の整備についてでございます。  平成27年度末には、都市計画道路名古屋半田線の東海東浦工区を供用開始していただき感謝申し上げます。残る未供用区間は、図面下側の赤色実線部分約600メートルでございます。南加木屋工区のみとなっております。懸案となっておりました用地買収も8月末には無事に契約に至りました。現在この工区周辺では、市におきましても南加木屋駅前の整備、また、公立西知多総合病院へのアクセス強化となる都市計画道路養父森岡線及び新駅の整備を進めております。  南加木屋工区が来年度末に完成いたしますと本市の都市計画道路名古屋半田線は、延長約11キロメートル全線開通となり、これらの整備と併せ周辺交通の利便性がより向上いたしますので、引き続き整備の促進をお願いするものでございます。  東海市からは以上でございます。 36: 【岡村参考人】  大府市長の岡村でございます。  平素より大府市の土木行政に多大なる御高配賜り、厚く御礼申し上げます。  まずは、瀬戸大府東海線につきまして、今月2日に惣作交差点から横根町後田交差点までの4車線化工事を完成していただきました。また、東海緑線や名和大府線の田面交差点の用地買収を実施していただき、さらに都市計画道路大府東浦線の国道155号から市道ウド線までの区間では街路改良工事を実施していただいたところでありまして、これまでの愛知県の取組に対しまして心より感謝を申し上げます。  さて、本市におきましては、昨年度に策定しました第6次大府市総合計画において目指すべき将来都市像を「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」と定め、その実現に向けたまちづくりに取り組んでいるところでございます。  その中でも道路や河川などの都市基盤の整備や自然災害に対する防災対策などにつきまして、市民の関心も高く、快適で便利な暮らしのための基盤づくりが求められております。市民生活の安心・安全を確立していくためには、愛知県のお力添えが欠かせないものでございます。  御多忙のところ、皆様の貴重なお時間をちょうだいして2点の提案をさせていただきます。  14ページを御覧いただきたいと思います。提案7、提案8ということで二つの提案させていただきたいと思います。  最初に15ページでございます。提案7、一般県道長草東海線都市計画道路荒尾大府線改良事業の促進でございます。  本路線につきましては、昨年度知多半島道路大府パーキングエリアの新設事業に関連しまして、一部区間の用地買収を実施していただき感謝申し上げます。  大府パーキングエリアは隣接する白は池の駐車場を活用して一般道からの利用も可能となり、本市としましても新たな観光交流拠点として期待しているところでございます。また、本市の総合計画の土地利用計画におきまして、本路線の周辺地域を新たな産業地の形成を図るエリアとして位置づけていることからも、この取組を契機とし広域的な交通利便性を生かした土地利用を推進していきたいと考えております。  これらの中、一般県道長草東海線都市計画道路荒尾大府線の整備が一層促進されることで、現道の長草東海線より高い安全性を確保できるとともに、大府パーキングエリアなど周辺地域へのアクセス機能が向上するものと考えております。ぜひとも市民の安心・安全な移動及び地域の活性化にも寄与する一般県道長草東海線都市計画道路荒尾大府線を早期に整備していただきますよう御要望いたします。  次に、16ページを御覧ください。提案8、二級河川五ヶ村川の整備及び新規河川ポンプの設置でございます。  五ヶ村川が流れる地域は地盤の低い地域であり、大雨となると絶えず浸水の心配をしております。平成12年に発生した東海豪雨の際は甚大な被害を被った地域でもあります。また、平成26年3月には境川流域の流域水害対策計画及び河川整備計画が策定されたところでございますが、この計画に位置づけられた五ヶ村川の改修と新規河川ポンプの設置を早期に整備していただきますよう御要望いたします。  私からは以上でございますが、本市といたしましては、市民及び県民の安心・安全な生活を確立していくために、今後とも愛知県と協力し全力を挙げてまちづくりに取り組んでまいります。本市の基盤整備について格段の御配慮を賜りたく、ここに御提案申し上げます。どうかよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 37: 【宮島参考人】  知多市長の宮島でございます。日頃からは道路や河川等の整備促進、そして、維持管理につきまして、大変な御支援、御協力いただいておりますことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。  本日の建設委員会に当たり、私どもから要望を2点お願いさせていただきます。  それでは、17ページを御覧いただきたいと思います。要望箇所は、提案9の主要地方道知多東浦線と提案10の二級河川日長川で、その位置を赤色で示したものでございます。  1枚おめくりいただきまして、18ページをお願いいたします。1点目は、主要地方道知多東浦線、知多市東海市東浦町区間の整備促進についてを要望させていただきます。  次の19ページを御覧いただきたいと思います。要望区間は県道区間であります主要地方道知多東浦線の左の端でございますけど、待池東交差点から主要地方道名古屋半田線及び名鉄河和線を交差して東浦町までの区間でございます。都市計画道路知多刈谷線として計画決定された路線でもございます。  県事業で実施していただくべき区間の赤色実線の西側、黄色の実線のところでございますが、そこの約270メートルにつきましては、私ども市で施工するなど鋭意整備に努め、平成23年3月にその部分につきましては供用開始をいたしております。  昨年度から用地取得に着手していただいているところでございますが、本路線は知多半島北西部と西三河地域を東西に結ぶ大変重要な幹線道路であり、主要地方道名古屋半田線とのネットワーク化による利便性の向上、知多半島道路の東浦知多インターから本市の観光資源である佐布里池梅林へのアクセス向上にもつながっていくものと期待しているところでございます。また、昭和38年の都市計画決定以来、長年にわたる地元住民の悲願の道路でもございますので、事業進捗を強く要望させていただきたいと思います。  それでは、おめくりいただいて20ページをお願いいたします。次に、2点目の二級河川日長川の整備促進についてでございます。  これも1枚おめくりいただいて21ページの箇所図を御覧いただければと思います。左端からでございますが、この岡田全体の市街地においては溢水などによる平成12年の東海豪雨では130戸、平成21年の台風18号では59戸の家屋で浸水被害が発生したところでございます。この日長川は昭和50年以降、河口から図面の左端でございますブルー色の実線の岡田橋のところまで、県で着々と整備を進めていただいたところでございますが、平成24年度から用地買収を行っていますその岡田橋から薬師橋の区間、図面の真ん中辺までですが、その区間を含むさらにその上流部でございますけれども、そこはいまだ未整備の状態となっておるところでございます。  浸水被害のある地域からの要望も強く、市民が安心して暮らせるまちづくりのためにも1日でも早い整備促進を強く要望させていただくところでございます。  以上2点の要望でございます。どうぞひとつよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
    38: 【竹内参考人】  こんにちは。常日頃から愛知県会議員の建設委員の皆様方、また、愛知県の建設部門の皆様方には大変御高配を賜りありがたく思っておる次第でございます。  阿久比町からは2点、要望させていただきます。それでは、22ページを御覧いただきたいと思います。提案番号11と12について説明をさせていただきます。  23ページ、24ページをお願いいたします。提案11といたしまして、提案項目二級河川阿久比川、十ヶ川水系の河川整備についてでございます。  阿久比川水系では、昭和49年、昭和57年の集中豪雨による河川の氾濫によって流域の矢高、植大地区を中心に家屋浸水や農地冠水が発生し多大な被害を受けております。以来、阿久比川では本流や支線の整備を実施していただいておりますが、平成12年9月の東海豪雨におきましても、床上、床下浸水の被害が多数発生をいたしました。私の家もこのときにしっかりと床上浸水までいたしまして、工場が閉鎖に追い込まれております。  近年では時間雨量100ミリメートルを超える局地的豪雨、いわゆるゲリラ豪雨が全国各地で頻発しておりまして、流域住民は豪雨のたびに水害の恐怖におびえておる次第でございます。最近では令和2年7月豪雨による断続的な大雨に九州地方や中国地方、岐阜、長野などでは河川の氾濫による大規模な浸水や土砂災害などが起きており、甚大な被害が発生しております。  このような状況の中で、愛知県では平成26年10月に阿久比川水系、十ヶ川水系の河川整備計画が策定され、阿久比川上流部においては河道の拡幅及び支障となる橋梁の架け替え、前田川においても上流の未改修区間の河道拡幅の実施が計画されました。一方、十ヶ川では高潮対策が盛り込まれて、遊水地の設置が計画されております。  そこで、今回は町民が安心して暮らせるまちづくりを促進するためにも河川の定期的な巡視を行い、治水上の支障となる河積素材が確認された場合には、堆積土砂の除去等適切な対策をスピード感を持って実施していただくとともに、阿久比川、十ヶ川水系の未整備区間の早期着工をお願いするものでございます。  次に、25ページ、26ページを御覧いただきたいと思います。提案12といたしましては、提案項目、都市計画道路名古屋半田線の早期整備促進についてでございます。これは先ほど東海市さんからも出されておられたかと思います。  この都市計画道路名古屋半田線は、名古屋市から知多半島の中央部を南北に縦断し、半田市中央部へと接続する地域の幹線道路であります。町内においては、昭和47年12月28日に幅員22メートルで都市計画が決定されております。  この都市計画道路名古屋半田線においては、22ページの地図を見ていただくとお分かりですが、この阿久比インターを横軸に走る、東西に走る主要地方道西尾知多線から北側に約2.4キロメートルの未整備区間がございます。この区間の整備により主要地方道名古屋半田線の慢性的な渋滞緩和が大変期待されるところでございます。  未整備区間のうち阿久比町内の現道のない約1.2キロメートル区間は、物件移転、補償等も必要がないことから、早期に事業着手が可能と考えております。また、両町にまたがる大きな住宅地と主要地方道西尾知多線を往来する車両が宅内道路を利用しており、以前から危険な状況のため主要地方道西尾知多線側からの先行整備を一刻も早く事業着手していただけるようお願いするものでございます。  阿久比町の提案といたしましては、以上2点でございます。どうぞよろしくお願いをしたい、そのように思います。 39: 【神谷参考人】  こんにちは。皆様方には日頃から大変お世話になっております。東浦町長の神谷明彦です。また、毎年このような機会を設けていただき大変感謝をいたしております。  資料27ページの提案箇所図を御覧ください。東浦町からは、提案番号13、都市計画道路名古屋半田線と提案番号14、都市計画道路衣浦西部線の2点の提案を申し上げます。  28ページを御覧ください。1点目は都市計画道路名古屋半田線の早期整備についてです。  都市計画道路名古屋半田線は、東海市の名古屋市境から半田市までをつなぐ全長約22キロメートルの主要幹線道路であり、本町内では平成27年度末に都市計画道路知多刈谷線北側の約0.5キロメートルが供用開始されました。  本町及び阿久比町を含めた約2.4キロメートルが整備されることにより、名古屋市を含む周辺都市との広域的な連携、地域の活性化、生活道路への通過交通の流入削減、安全な歩行空間の確保、緊急時の避難救助等、防災機能の向上などが期待されます。  現在は測量と道路設計が進められ、愛知県公安委員会との協議がまとまり次第、地元住民を対象とした説明会を開催予定であると伺っております。信号交差点など横断歩道の設置について地元の意見や公安委員会との協議を踏まえた上で、必要な箇所に適切に設置され、地域コミュニティーが大きく分断されることがないよう配慮していただきたいと考えております。  本町としましても名古屋半田線に接続する生活道路の機能復旧を図るのみではなく、その周辺のまちづくりについても一緒に検討していきたいと考えておりますので、引き続き早期整備を要望いたします。  次に、29ページを御覧ください。2点目は、都市計画道路衣浦西部線、一般国道366号バイパスの整備促進についてです。  一般国道366号バイパスは、緒川地区の一部4車線供用区間を除き、暫定2車線で供用されていますが、近年主要地方道名古屋碧南線交差点、下家左川交差点以北や主要地方道知立東浦線交差点、東栄町交差点以南において慢性的な渋滞が発生しています。現在は東栄町交差点の渋滞緩和を図るため、浜新田交差点までの区間で4車線化に向けた橋梁の架設工事が進められていますが、下家左川交差点以北及び浜新田交差点以南の暫定2車線で供用されている区間につきましても、早期4車線化の整備を要望いたします。  なお、愛知県におきまして、衣浦港にかかる国道247号衣浦大橋の架け替えが検討されていると伺っております。本町が要望している都市計画道路衣浦西部線は、衣浦大橋の西側にある衣浦大橋西交差点につながる路線でもありますので、将来にわたって円滑な交通を確保できるよう道路計画について検討を進めていただきますようお願いいたします。ありがとうございました。 40: 【石黒参考人】  南知多町の町長、石黒でございます。平素より本町の土木事業につきまして県議会建設委員会の皆様、そして、建設部門の皆様におかれましては格別の御配慮を賜り、また、本日は地元要望を申し上げる機会を賜り深く感謝申し上げます。  まず、30ページをお開きいただきたいと存じます。本日要望させていただく提案15、16を赤で示した道路整備2路線の位置図でございます。  この2路線につきましては、2011年に町長就任以来、一貫して最重要事項として事業の進捗をお願いしている路線であり、三方を海に囲まれた本町にとりまして地域の閉塞感を払拭し、地域の安全・安心の核となる道路であると考えております。  それでは、まず、提案15、提案書は31ページでございます。一般県道奥田内福寺南知多線の道路改良事業でございますが、未供用部分1.8キロメートル区間においては、県当局の御努力をいただき、既に用地買収が完了し北側から工事が始まり、さらに南側からも工事が可能か調整を進めていただいているところでございまして、感謝申し上げるとともに期待をいたしているところでございます。  この県道区間が開通することは、農業を中心とした産業の道はもちろん、本町では通勤などの生活の道、そして、東日本大震災後は地震津波に備えた防災の道としての役割を担い、さらに現在では令和4年に新設される火葬場へのアクセスルートや地域公共交通ルート、そして、現在意見集約中でございますが、学校の統廃合を前提とした学校の適正配置に伴うスクールバスルートなど、まちづくりの進捗に直結した大きな影響を及ぼす重要な路線が出来上がるということになると考えております。  次に、提案16、提案書は32ページでございます。都市計画道路豊岡豊浜線の街路整備につきましては、北側区間で最後まで残りました用地交渉がまとまりました。関係各位の30年にもわたるこれまでの御尽力に深く感謝申し上げます。この未整備区間の296メートルは、本町の観光業、水産業発展のための大動脈であり、地震津波防災上の避難路及び緊急輸送道路としても極めて重要な意味を持つ区間であります。  以上2路線につきましては、知多半島の先端に位置する南知多町にとりまして、発展と危機回避のための最重要路線でございます。本町においても様々な面で最大限の協力をさせていただきますので、引き続き事業の進捗に格別の御配慮をいただきますようお願いいたします。 41: 【八谷参考人】  失礼いたします。美浜町の副町長、八谷充則でございます。よろしくお願いいたします。  県議会の皆様及び建設部門の皆さんにおかれましては、日頃より本町の道路行政に対しまして、格別の御理解と御協力いただいております。この場をお借りしまして厚く御礼を申し上げます。  本日は2点御提案させていただきたいと思います。33ページを御覧いただきたいと思います。まず、本町の状況でございます。御承知かと思いますが、美浜町は知多半島の南部に位置しておりまして、東は三河湾、西は伊勢湾ということで豊かな自然に恵まれた風光明媚な景勝地といたしまして、多くの観光客でにぎわいを見せております。  しかしながら、東西の海岸に沿って走る国道247号は、通勤、通学時間や観光シーズンにおいて慢性的な交通渋滞が発生しており、渋滞対策に加え、通学路の交通安全対策も求められております。また、東日本大震災の発災以来、東海トラフ巨大地震の発生が危惧されておりまして、被害の防止・軽減、避難路、緊急道路の確保などの防災対策も強く望まれているところでございます。  34ページを御覧いただきたいと思います。  初めに提案17、都市計画道路知多西部線常滑美浜バイパスの早期完成についてでございます。  本町の西海岸を南北に縦断いたします国道247号の上野間交差点から上野間駅前交差点の区間は写真を見ていただくとお分かりになると思いますけれども、道路幅が非常に狭く、歩道もございません。大型車同士のすれ違いにも注意が必要となるため、非常に危険な区域でございます。  地域の交通渋滞の緩和、交通安全対策とまた、災害時の緊急輸送道路として常滑美浜バイパスの整備が期待されております。  平成16年度より都市計画道路知多西部線国道247号常滑美浜バイパスの区間3キロメートルにつきましては、事業が行われておりまして常滑市内の既存の国道の拡幅区間につきましては、工事が完了し供用しております。南進の美浜町区間につきましても、一日も早い完成を期待して望んでいるところでございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、35ページでございます。提案18、都市計画道路知多東部線の整備促進についてでございます。  本町の東海岸の国道247号、先ほどの西海岸同様、知多地域住民の生活道路でございまして、朝夕の通勤、通学時や観光客等により交通渋滞等が慢性化しております。こちらも写真のとおりでございます。住民生活に支障を来しております。知多半島南部の地域をつなぐ主要道路でもございます。また、先ほど申しましたが、南海トラフ巨大地震の発生により甚大な被害が想定されます。避難路、緊急道路としての活用が強く望まれているところでございます。安全・安心な生活環境整備のためにも、都市計画道路知多東部線の武豊町より南側の整備促進を強く要望いたすところでございます。  本町につきましては、知多西部線、東部線、二つの路線についてよろしくお願いしたいと思います。美浜町からは以上でございます。ありがとうございました。 42: 【籾山参考人】  まずもって愛知県議会建設委員会並びに県の幹部の皆様方には、日頃から大変お世話になっておりましてありがとうございます。私からも大きく2点の要望がございます。提案の19、20の2点の御提案を申し上げたいと思います。  1点目は都市計画道路衣浦西部線に係る交差点改良工事及び早期4車線化整備についてであります。36ページの提案箇所図でございます。図面右上の赤い四角で囲んであります提案19の衣浦西部線であります。本町の臨海部の重要な幹線道路となっております。  1枚跳ねていただきますと37ページが提案書となります。次の38ページの拡大図と併せて御覧をいただきたいと思います。  本路線は平成23年3月に県の3号地廃棄物最終処分場の整備と併せ供用開始され、現在も暫定2車線で開通しております。開通以後、約10年が経過し臨海部の工業用地等と町中心部のアクセス道路である当該道路は交通量も増え、沿線企業から渋滞解消の要望も寄せられております。また、令和4年4月に知多南部広域ごみ処理施設、そして、屋内温水プールが供用開始される予定であり、今後さらに交通量の増加により慢性的に渋滞となることが懸念されます。さらに武豊北インターチェンジの供用開始も令和4年度中に予定されていますので、このインターからの車の流れが衣浦西部線にも影響が出てくるものと予測いたしております。  こうしたことから、要望事項といたしまして38ページの図面の真ん中の青丸の1)交差点につきまして、信号機の設置をお願いするものであります。次に、2)下の青丸のところですが、知多南部広域ごみ処理施設へのアクセス道路の交差点改良工事をお願いするものであります。次に、3)上の青丸の交差点について、改良工事をお願いするものであります。続きまして、この衣浦西部線の交通量の増大に備え、4車線化の整備を併せ要望するものであります。  2点目は都市計画道路知多東部線に係る寺西交差点以南の早期整備についてであります。位置図につきましては、提案箇所図の36ページとなります。図面の真ん中の赤く四角で囲ってあります提案20の知多東部線であります。提案理由につきましては、41ページに記載させていただいております。  本路線は平成23年3月に半田市から武豊町の南部までつながり、広域的な交通軸が形成されました。現在富貴地区の寺西信号交差点まで整備がされたままの状態であります。  知多半島を南北に縦断する国道247号は、沿線に工場や倉庫が多数立地しております。加えまして先ほど申し上げましたが、令和4年3月には知多火力発電所5号機が運用開始となり、令和4年4月には知多南部広域環境センターや屋内温水プールも供用開始となります。このため、現在でも渋滞が発生をしておりますが、さらなる交通渋滞の多発が懸念されております。  道路は広域的なつながりがあって初めて機能するものであります。広域的に知多半島の南部地区を考えたときには武豊町、美浜町、南知多町を貫く幹線道路が必要不可欠なものであり、円滑な交通の確保が望まれております。これらのことから、要望事項としまして本町以南の広域的な交通軸の形成に向け、早期の整備を要望するものであります。  以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 43: (理事者の主な発言) 【道路建設課長】  半田市から提案された衣浦大橋周辺部の渋滞対策については、現在衣浦大橋西向きの直進車線を増やすために新たに左折専用橋梁の整備を行っており、下部工の残る橋台1基と上部工事を進めている。  東向きのトラス橋の架け替えに向けては、衣浦大橋西交差点の北側に位置する東浦町から接続する都市計画道路衣浦西部線との交差形状など、計画の検討を進めている。また、トラス橋の架け替え工事は現道交通の切り回しや近接する既設橋梁を考慮した慎重な施工が必要となることから、本年度より橋梁の予備設計、施工計画の検討に着手していく。  今後とも半田市含め関係機関と調整を行いながら道路計画を固めていくので、引き続き半田市に協力をお願いする。  亀崎潮干橋については、都市計画道路衣浦西部線の計画に合わせて交通容量の拡充に向けた検討を進めていく。  衣浦トンネルの低料金化または無料化について、衣浦トンネルは昨年度末現在で未償還額が約70億円残っているとともに、今後も耐震対策等に必要な事業により費用の増加も見込まれることから、現時点では低料金化並びに無料化は難しいと考えているが、愛知県道路公社や愛知道路コンセッション株式会社とともに、利用促進に努めていく。  常滑市から提案された西知多道路は、現在国による権限代行により東海ジャンクション部、県により知多市の日長インターチェンジ(仮称)から常滑ジャンクション(仮称)間が事業中であり、そのうち常滑市内では用地買収や道路築造工事を進めている。西知多道路の早期整備に向け有料道路事業の導入を図るため、常滑市にも協力してもらい、本年6月の説明会や10月には都市計画変更に関する説明会を実施するなど着実に手続を進めている。  今後は本年8月に続き、来月にも国への要望活動を実施して事業中区間の事業推進と未事業化区間の新規事業化を国に働きかけるとともに、有料道路事業の導入を図り、整備の加速を図っていく。また、常滑市内の交通の円滑化検討については、まちづくりとも密接に関連するため、常滑市と連携しながら県もしっかりと対応していく。  大府市から提案された一般県道長草東海線都市計画道路荒尾大府線については、新設する知多半島道路下り線に位置する大府パーキングエリアの整備に関連し、知多半島道路を挟んだ約200メートルの区間において、愛知県道路公社が整備を進めており、本年度末には供用開始できる見込みである。残る区間は、大府パーキングエリア周辺の土地利用や交通の状況などを踏まえて、早期に事業展開できるように現地測量の実施などの準備を進めていく。  知多市から提案された主要地方道知多東浦線については、名鉄河和線を道路が高架する区間を含む知多市の市道池下線から東浦町内の主要地方道名古屋半田線バイパスまでの約1.2キロメートル区間でバイパス整備事業を実施しており、昨年度より用地買収を行っている。本年度も用地買収を進めていくので、引き続き知多市に協力をお願いする。また、名鉄河和線との交差部については、今後、工事の実施に向け、名古屋鉄道株式会社(名鉄)と設計等の協議を行っていく。交差道路の整備などには、知多市、東浦町の協力も必要となるので、引き続き協力をお願いする。  東浦町、阿久比町から提案された都市計画道路名古屋半田線について、昨年度から、東浦町内の都市計画道路知多刈谷線から阿久比町内の知多西尾線までの約2.4キロメートルの未整備区間は、東浦町内では測量設計を、阿久比町内では修正設計を行い、交差する町道等を調整しながら事業化に向けた準備を進めている。  なお、阿久比町地内において先行取得した用地や町道として供用済みの約600メートル区間も含め、本工区では約8割の用地を確保しているが、約2.4キロメートルと長い延長であり、区間の途中にネットワーク上有効な道路がないことから、今後の事業展開などについては、両町と相談しながら進めていく必要があるため、引き続き協力をお願いする。  東浦町から提案された国道366号については、これまで主要な交差点において交通量や渋滞長等の調査を実施し、その中でも朝に北行き方向で1キロメートルを超える渋滞が発生している東栄町交差点を対象に、2018年度から右折滞留長を延長する検討を進め、昨年度は交差点南側にある天王新橋の4車線化に向けて既設下部工の補強設計などを行った。本年度は天王新橋の橋梁工事を行うとともに、交差点の右折滞留長の延長と橋梁の前後区間の4車線化工事に着手していく。  なお、その他の区間の4車線化整備については、現在進めている道路整備の進捗と交通状況を見ながら進めていけるよう検討していく。  南知多町から提案された一般県道奥田内福寺南知多線の未供用区間については、まとまって用地が確保できた北側から道路築造工事を進めている。昨年度までに南知多町に協力してもらい、用地買収が全て完了するとともに、整備区間の中央部に指定されていた保安林区域が解除されたことから、本年度は北側の切土や盛土工事を引き続き進めるとともに、南側からも工事を実施できるように進入路の整備を進めていく。  なお、本整備区間では大規模な切土、盛土の工事が施工されたが、本年7月の大雨の影響などで工事の施工中や完成後にのり面の崩壊が発生しており、現在、その対策としての地質調査などに時間を要している。  しかし、本路線は災害時の避難道路、地域公共交通ルートとして重要な役割を担うことから、早期完成に向けて施工計画を検討し、工程管理を図るなどに取り組んでいく。  美浜町から提案された国道247号常滑美浜バイパスについては、全体延長3キロメートルのうち常滑市内の現道拡幅区間1キロメートルは既に供用しているとともに、バイパス区間2キロメートルの整備を進めている。また、これまでに美浜町、常滑市の協力で用地買収は完了し、美浜町内の県道上野間布土線との交差箇所など、横断する道路や水路のボックス工事を先行して整備した。現在は、名鉄知多新線と立体交差する横断ボックスの施工について、昨年度、名鉄と協定を結び仮線工事に着手した。この横断ボックスの施工には多くの工事期間及び事業費を要すため、今後も工事の進捗に努めるとともに、地山の切土、盛土工事に着手するなど事業進捗を図っていく。  美浜町と武豊町から提案された都市計画道路知多東部線については、知多半島の南北幹線道路として重要な路線であり、これまでに北から順次整備を進め、武豊町地内の一般県道大谷富貴線まで開通している。また、一般県道大谷富貴線以南についても、土地区画整理事業等と併せて整備を行っており、これまでに合わせて約2.4キロメートル区間が開通済みである。  未整備区間については、美浜町内における河和から古布に至る区間のうち、特に古布交差点部の道路計画について、現道への取付けや周辺施設の出入りなど調整すべき課題が多いため、今後も美浜町と相談しながら古布交差点部の形状を固めていく。武豊町から提案された大谷富貴線から河和までの未整備区間については、整備延長が長く、名鉄知多新線との立体交差が必要となるなど多大な事業費を要するため、事業化は予算状況並びに沿線の開発動向や周辺の交通状況等を考慮しながら検討していく。 44: 【河川課長】  東海市から提案された大田川流域における浸水対策について、大田川は名鉄常滑線の下流にあった旧水門から、東海市が加木屋町地内で整備を進めている大田川第7雨水幹線排水樋管までの約1.7キロメートルを、100mm/h安心プランに登録して整備を進めている。昨年度までに、内堀橋上流までの護岸整備と、河床掘削を行うために必要となる渡内川合流点から上野橋までの護岸の補強対策を完了した。本年度は、渡内川合流点から上流の河床掘削を進めていく。  東海市が整備している大田川第7雨水幹線周辺の河川整備については、樋管の整備と合わせて河床掘削を実施し、早期に排水機能を発揮できるように努めていく。  大田川河口部の大田川樋門については、耐震性の照査により、樋門本体の耐震性は確保できているが操作室の耐震対策が必要であることを確認しているので、本年度は操作室の耐震化に向けた詳細設計を進めていく。  大府市から提案された五ヶ村川については、石ヶ瀬川と砂川の合流点の間の河道掘削や高潮水門から上流の河床掘削や高潮水門の移設及びポンプ場2か所の新設などを計画に位置づけ、整備を進めている。  本年度は、五ヶ村川と併走する準用河川横根川との間にある中堤の撤去と五ヶ村川の築堤を進めていく。また、大府市内に計画している中流部のポンプ場の整備については、河道拡幅と高潮水門の移設を優先して整備を進め、その後、着手したい。  知多市から提案された日長川の整備促進については、岡田橋から薬師橋までの約250メートルを当面の整備区間として整備を進めており、現在、河道拡幅に必要な用地取得が約8割完了している。早期の工事着手に向け、本年度も引き続き用地取得を進めていくが、下流部付近の用地交渉が難航していることから、知多市に協力をお願いする。  阿久比町から提案された阿久比川及び十ヶ川水系の河川整備について、阿久比川は、下流部の河床掘削及び耐震対策と上流部の河道拡幅などを河川整備計画に位置づけ、昨年度までに約1.2キロメートルの堤防の耐震対策が完了した。十ヶ川は、高潮対策として堤防のかさ上げと遊水地を計画し、昨年度までに河川の交差部に設置した3基の除じん機が老朽化していることから、その更新を優先して進めて本年6月に全て完了した。本年度は農林基盤局が建設している植大排水機場の機能が十分に発揮できるように、阿久比川下流部の河床掘削を促進していく。  今後も阿久比川下流部の整備を促進し、阿久比川上流部や十ヶ川の未整備区間や遊水地の整備に早期着手できるよう努めていく。  河川管理については、定期的な河川パトロールや職員による年1回の巡視点検を行い、変状の早期発見に努め、治水上の支障となる場合には適切な対応を実施していく。 45: 【港湾課長】  武豊町から提案された都市計画道路衣浦西部線について、早期の4車線化整備は、七号地交差点から旭交差点までの区間は、拡幅する上で物理的に課題となる海岸保全施設等もあるので、課題の解決に向けて研究を進めていく。一方で、4車線化整備には広域ごみ処理施設などの立地に伴う交通についても把握する必要があるので、本年度、交通量推計を実施していく。  交差点改良については、里中信号交差点の東側交差点は、昨年度末に路面標示を変更して右折レーンを設置した。  広域ごみ処理施設前の交差点については、周辺開発により自動車交通に変化が予測されるので、広域ごみ処理施設の配置計画などをよく確認し、既存の道路用地を活用した対策など、武豊町と協議していく。なお、両交差点への信号設置については、武豊町から警察に要望していると聞いているので、協力していく。  堀川新橋北交差点については、臨港道路から中心市街地へ向かう右折車線により発生する渋滞が、臨港道路を利用している既存の臨海部企業の港湾物流に及ぼす影響や、4車線化事業の検討状況を踏まえて対応を検討していく。 46: 【航空空港課長】  常滑市から提案された航空需要の早期回復への支援と2本目滑走路の早期実現については、新型コロナウイルス感染症の拡大により中部国際空港の国際線は、新型コロナウイルス感染症の影響前には約480便あったところ、本年10月1日現在週5便にとどまっている。  国際線の早期復便に向けて検疫体制の拡充が急務であることから、本県は本年7月と10月8日に国土交通省と厚生労働省に対して、地元関係者とともに緊急要望を行った。検疫を所管する厚生労働大臣からは、空港の受入れ容量を現状の1日当たり1万人から2万人体制に増やすので、成田国際空港、羽田国際空港、関西国際空港に加え、中部国際空港の検疫体制も当然拡充の対象になるとの回答をもらった。また、国内線は、コロナ禍前の半分程度まで便数が回復したが、中部のLCC路線は、エアアジア・ジャパンが撤退し、ジェットスター・ジャパンが運休と厳しい状況にある。こうした中、本年10月21日にはピーチ・アビエーションが中部国際空港へ新規就航することを発表した。しっかりと定着するように、地域一丸となって利用促進に努めていく。  航空需要の早期改善に向けて力を尽くしていく中で、2本目滑走路の早期整備に向けて、地域が一体となって国や国会議員へ働きかけていく。 47: 【都市整備課長】  半田市から提案されたJR武豊線半田駅付近連続立体交差事業の整備促進と同駅前地区土地区画整理等関連事業への支援について、半田駅付近の連続立体交差事業は平成28年に事業着手し、昨年度までにおおむねの用地を取得することができた。本年度は残る用地の取得を進めるとともに、仮線と仮駅舎の工事に着手した。引き続き関係者との調整を図りながら、より一層の事業進捗に努めていく。  また、半田市施行のJR半田駅前土地区画整理事業や側道整備事業は、まちなか居住の推進、防災上危険な密集市街地の解消及び鉄道高架沿線の土地利用の増進を図る事業である。県は、これらの事業に必要な助言を行うとともに、交付金が確保されるように引き続き国に働きかけていく。
     東海市から提案された都市計画道路名古屋半田線の整備における南加木屋工区は、都市計画道路名古屋半田線のバイパス整備のうち、東海市内では唯一未供用の箇所であり、完成すれば事業効果が大きいことから、大変重要であると認識している。  東海市の全面的な協力もあり、本線部で難航していた残用地も本年8月末に契約ができて感謝している。本年度は、引き続き本線の歩道舗装や市道との交差点部分の道路築造工事を進めている。  これからも県と市がしっかり連携し、来年度完了に向けて進めていく。  南知多町から提案された都市計画道路豊丘豊浜線の早期整備については、区画整理で整備された区間の南端から一般国道247号までの約300メートルが未整備で、平成27年度に事業着手している。交渉が難航していた用地は、南知多町の協力で本年8月に契約できたため、用地は全て取得することができ、感謝している。本年度は本線部について全面的に工事に入るとともに、南知多町と協力して国道247号との交差点部の用地買収を進める予定であり、引き続き南知多町に協力をお願いする。  なお、本事業の効果を発揮するためには、国道247号の新設交差点から豊浜漁港をつなぐ区間の町道と同調して整備する必要があるので、南知多町と調整を図りながら進めていく。 48: (主な質疑) 【朝日将委員】  中部国際空港の新型コロナウイルス感染症対策及び航空需要の早期回復に向けた取組は、今後どうしていくのか。 49: 【航空空港課長】  現在、コロナ禍前には480便があった便数が5便にとどまっており、入国について、検疫体制の拡充のために本年7月に引き続き10月8日にも国土交通大臣と厚生労働大臣に、知事及び地域の経済団体とともに要望を行った。その結果、徐々に検疫能力は拡充し、全体で、10月の実績は1日1便だったものが11月からは1日2便に、12月からは1日3便と検疫能力は拡充されている。  最大の課題は、国際便を復便するかであり、現在、中国便と韓国便が成田国際空港と関西国際空港に限られている。中部国際空港では、もともと中韓便が約6割であったため、この中韓便を到着させないと便数がなかなか増えないため、航空局に要請し、中韓便が到着できるように相手国と交渉中である。到着時間帯についても、本年10月までは午後2時までしか到着できない状況であったが、要望の結果、11月には午前9時から午後3時まで、12月からは午前9時から午後6時までと、検疫体制の整備に合わせて、受入れ時間の幅を広げてもらっている。引き続き国際便が復便するようにしていきたい。  出国については、もともと中部国際空港で藤田医科大学が空港クリニックを経営していて、そのクリニックにPCR検査室の設置を考えている。県も、設置できるようにしっかりと支援していきたい。具体的には、検査技師等は藤田医科大学が派遣し、県は、それ以外の支援をしていきたいが、まだ準備段階である。 50: 【朝日将委員】  スペースジェットの凍結など航空宇宙産業全般に大ダメージが及ぶことが心配である。全体規模の縮小が懸念されるので、県もしっかり取り組み、二本目滑走路の早期実現も計画どおり前に進めるなど、引き続き支援してほしい。 51: 【森下利久委員】  知多建設事務所で約149億円、衣浦港務所で約49億円と約200億円の予算があるが、道路、河川、海岸等の市町からの要望額が約2,000億円と考えるので、1年200億円だと10年かかる。  南海トラフ地震に備えて、知多半島の先端は国道247号しかないため、広域農道を整備することとなったが、20年以上かかっている。知多東部線も武豊町の杉石病院から南側の区画整理までは供用されたが、そこから先は一切進まず、30年かかっている。新しい事業が出てきて、要望箇所が増えるため、何年議論しても道路ができない。南知多町の都市計画道路は平成27年から買収が始まっているが、約300メートルの道路が30年かかってもできない。一本でも絞って事業を進めなくてはならない。  知多建設事務所管内の本年の予算要望額をまとめてほしい。 発言が指定されていません。 Copyright © Aichi Prefecture, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...